≪お家の塗り替えでおすすめの塗料ってあるの?外壁・屋根塗料の種類と選び方!≫
外壁や屋根の塗装で使われる塗料には、大きく分けて5つの種類あります。
どれを選ぶかは、その1回の工事のことだけでなく、長期的な視点で考えてみることをおすすめします。
塗料はどう選ぶ?
塗料は主成分である樹脂の種類によって「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」「無機塗料」の5種に分類できます。
アクリルから無機へ近づいていくほど耐久性が高くなり、費用は高額になっていきます。
選び方の簡単な基準は、塗り替えの周期を10年弱の短い周期にするか、15年程の長い周期にするかです。
10年弱にするなら「耐用年数は短くても、値段の安い塗料」を、15年程度にするなら「耐用年数が長くて、値段が高い塗料」を選ぶことになります。
ここで考えておきたいのは、家の快適な状態に守って住みつづけていくには、塗装を定期的に繰り返す必要があるということです。
例えば60年で家を手放すと仮定します。
8年サイクルなら……塗装回数は、8年、16年、24年、32年、40年、48年の6回
1回100万×6回=トータル600万
15年サイクルなら……塗装回数は、15年、30年、45年の3回
1回130万×3=トータル390万
1回の塗り替えコストだけをみれば「安く済ませよう」という選択もあるでしょう。
けれど、何回も塗装するころになり、結果的にコストが多くかかる場合もあるのです。
【塗料の特徴】
〇アクリル塗料(耐用年数3~5年)
透明で強度が高いので、色をくっきり鮮やかに出せる。低価格で重ね塗りができるので、短いサイクルで色を塗り替えたい店舗等でつかわれる。
耐用年数が短いため、現在は住宅ではほとんど使われない。
〇ウレタン塗料(耐用年数7~8年)
アクリル塗料より防水性、耐久性が高く、価格は手頃。密着性はシリコン系やフッ素系よりも優れているので、塗装の剥がれなどを補修するのに効果がある。
〇シリコン塗料(耐用年数10~12年) ※住宅塗り替えでの使用率NO.1
耐水性、耐汚性、耐候性があり、耐久性にも優れている。価格はウレタン塗料よりも高いが、耐用年数が長く、トータルでの工事費は安く済むため、現在、外壁塗装で主流となっている。
〇フッ素系塗料(耐用年数15~20年)
塗膜の寿命が非常に長く、耐久性は20年とも言われる。耐熱性、耐寒性、低摩擦性、不燃性など数多く機能も備える。その分価格は高い。
〇無機塗料(耐用年数20年以上)
人工的に作られた樹脂が主成分の有機塗料とは異なり、半永久的な物質「無機物」を原料とするとするため、耐候性が非常に高く、塗膜が燃えにくいという特徴がある。価格は高く、高級塗料と言える。
迷ったらシリコン塗料
コストや塗料の性質がわかっても、どれにすべきか悩む方はいらっしゃるでしょう。
一般のお家の塗り替えには、シリコン塗料をおすすめします。そこまで高い費用をかけずに10年程度保てるのはよい選択と言えるのではないでしょうか?
悩みを解決してくれる塗料も・・・
最近では、機能性に優れた次世代型塗料も登場しています。家の悩みを解決してくれるという視点で塗料を選ぶこともできます。
例えば、「3階建てで夏場の暑さが悩み」であれば『遮熱性の高い塗料』、「汚れがつきやすい、カビや藻が生えやすい環境に建っている」場合、
汚れがつきにくい『光触媒塗料』や『防カビ塗料』といった選び方が考えられます。
ただし、新しい塗料の施工実績がない業者もいるので、依頼時には知識・実績があるかを確認することをおすすめします。
塗り替え時には、長期的な視点を持ち、トータルでどれくらいの費用が必要か、いつ頃塗り替え時期がくるかなどを考えてみましょう。ライフスタイルに合った塗料が見つかるはずです。
家の塗装を検討しているけれど、「塗料の違いが判らない」「適した塗料が判断できない」という方がほとんどです。
鉄壁外装 武蔵村山店では、丁寧な現地調査を行ったうえで、親身になってご相談に乗らせていただきます。
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